高学歴ワーキングプア 

大学院まで進んで博士号を取得しても職がない、これは管理人が学生時代からのことで珍しくはありません。OD(オーバードクター)は、当時からあふれていましたから。
それでも優秀な方は、ちゃんと教授になりましたので、優秀であれば問題ない、というのが当時の共通の理解でした(職がないのは、それに見合う実力がない)。

ところが、ここのところ、大学院を持っている方が大学の格が上であるとでいわんばかりにやたらに大学院が乱立し、しかも行き先のない(つまり学部を卒業しても勤め先がないような使い物にならない)学生が進学し、さらに文部科学省が定員を充足することを厳しく指導するため、二次入試や三次入試、社会人用の特別入試や推薦入試などなど、無理して学生を集めるため、入学してもとても授業について行けず、ただぶらぶらしているだけという者ばかりで、大学院まで吹きだまり状態になっているようです。結局、退学する他はないにもかかわらず、入学させたらなんとしてでも修了させるというのが、これも文部科学省以下の方針のようで、結局、甘く点を付けて、論文とも言えないような作文で学位を出ししているのですから、学生にとっても教員にとっても、社会全体から見ても無駄なことをしているのが現状です。

高学歴ワーキングプア 「フリーター生産工場」としての大学院 (光文社新書)という書籍が出ていますが、何を今さらという感じです。

このような無理をして大学院を作ったところで働いたこともあるので、事情はよくわかります。ここのところ、いずこの大学院も受験者が激減しており、何度も入試を行って、しかも受験生集めに教員が走り回っているというお粗末な状態のようです。秋風が吹いているというより木枯らしが吹きすさび、まもなく閉鎖されそうです。

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