ジャンボジェット機(747型機)も航空機関士(FE)も、日本の空からなくなります

燃料の高騰で、ジャンボジェット機が姿を消すそうです。

そういえば、数年前までは国内線でもよく乗りましたし、海外に行くともジャンボジェット機でしたが、ここのところ、ほとんど777(トリプルセブン)かエアバスです。
ここ2~3年、海外に飛ぶ機会が多かったのですが、ヨーロッパ線もエアバス、豪州に行ったときも777でした。
以前は、エンジン2発では海上を長い時間飛べなかった(性能ではなく、危険を避けるための規定上)のですが、エンジンの信頼性が確認できたからでしょうか、2発のエンジンでも半日以上、飛び続けています。

若い頃の洋行(古い言葉ですが)では、DC8でした。航空機関士の他、通信士も乗ってましたが、だんだん機械に取って代わられていくようです。

さらばジャンボ 燃費に難、世代交代へ
2007年10月10日13時26分

 ジャンボの愛称で知られ、前方が盛り上がる2階建てのボーイング747型機が日本の空から消えつつある。超大型機で燃料を多く消費するため、天井知らずの原油高が直撃。航空会社が「満席でも経費に合わない」と、燃費が良い新型機への交代を急いでいるためだ。機長、副操縦士、航空機関士の3人が乗り組む旧型(在来型)はあと2年半で完全に消える。空の旅を身近にした名機だけに、惜しむ声が上がっている。

 94年の関空開港時、国際線の5割以上はジャンボだった。今は1割弱で、香港、台北、ソウルなど6路線の週50便だけだ。貨物便は3割余り残るものの、一般の人が乗れる機会は減っている。

 ジャンボは70年、日本航空の羽田―ハワイ線で日本にデビューした。席数は当時の主力機DC8の約3倍。日航は「空飛ぶ豪華船」と宣伝した。

 85年にDC8からジャンボの副操縦士に転じた若林一男機長(57)は「初めて離陸した時、まさに大型艦船が浮き上がる感じがした」と振り返る。操縦席の高さはビルの3階並み。地上が遠く見え、感覚が狂って車輪走行中につい速度を出しすぎるのに苦労した。

 席を埋めるために安いツアーが広まり、海外旅行は身近になった。若林さんは「年末年始はハワイの空港にずらっと日本のジャンボが並び、壮観だった」と懐かしむ。

 「ジャンボは航空をあらゆる面で変えた」と、日航広報部で歴史資料を収集する伊藤勝久マネジャー(59)は評する。女性客室乗務員が大量採用され、ビデオ、オーディオといった機内サービスも一般化した。

 空港が込み合う日本では大勢の人を一度に運べるジャンボが国内線でも重宝された。関西には77年の大阪(伊丹)―羽田線で初就航。85年に同路線の日航ジャンボが群馬県の山中に墜落し、520人が死亡した。

 騒音対策で伊丹空港は06年4月からジャンボの発着が禁止された。関空も国内線は全日空の羽田線1便のみ。

 エンジンが四つあるジャンボは燃料消費量が多い。エンジン二つでジャンボに近い席数を持つボーイング777型機(94年初飛行)と同じ東京―パリ間(約1万キロ)を飛ぶと、1回で約4万リットル(ドラム缶約200本分)かさむ。席が減った分を引いても年15億~20億円の差になるという。

 航空会社はジャンボの退役を急ぐ。ボーイングから世界最多の通算108機を購入した日航は、現59機のうち旧型10機は10月にまず1機が引退し、9機も10年3月までに全廃する。通算45機の全日空は06年に旧型を全廃し、機長、副操縦士の2人で飛べる新型についても、21機中7機の売却がすでに決まっている。

 次の空の主役は来年登場するボーイング787型機になりそうだ。全日空が50機、日航が35機を発注している。最大330席の中型機だが、ジャンボより60%程度燃費が向上するといい、両社は「2回飛ばしてもジャンボを1回飛ばすより安上がり」と期待する。

 一方、エンジンなどの運航状態を機内で見守ってきた航空機関士は、日航の旧型ジャンボとともに使命を終える。87年から乗ってきた広瀬正一さん(54)は「いつかこの日が来るとは思っていたが」と寂しがる。

 カーペットが敷かれた操縦室の豪華さには目を見張った。来日する米国の歌手マイケル・ジャクソンに操縦室を見せ、サインをもらった楽しい記憶もある。「ジャンボという本当に優れた飛行機で得た経験は後輩に伝えていきたい」と広瀬さんは願う。

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  • 「航空機関士」が日本の空から消える日

    Excerpt:  JALに残っていたB747-300、いわゆる「クラシック・ジャンボ」が、来月中にも退役することが発表された。これを以て、日本の空から「3人乗務」(機長・副操縦士・航空機関士)の旅客機がすべて無くなり.. Weblog: 旅するデジカメ・札幌発<見る・残す・伝える> racked: 2009-06-10 00:37